顧問契約をお勧めする理由
会計事務所とのかかわり方には「顧問契約を結ぶ方法」と「決算時に申告書の作成のみ依頼する方法(年決算)」があります。
当事務所はお客様に顧問契約をお勧めしています。
その理由は3つあります。
1. 業績をきちんと把握するため
新規開業成功の3大ポイントは「集客」「採算性」「資金の準備」です。
開業して営業や広告をして「集客」することが第一となりますが、「集客」出来たからといって事業が順調に行くかどうかはまだわかりません。
赤字の仕事ばかり行っているとすぐに資金が無くなってしまいます。つまり「採算性」を見ていかなければなりません。
「採算性」を見るためには帳簿をきちんと付ける必要があります。
お客様が付けた帳簿を毎月当事務所の職員がチェックして正しい業績をお客様と共に見ていくことで「採算性」をはじめ事業の現況を遅れることなく把握できます。それにより問題点に対して早く対策を打つことが可能になります。
2. 資金調達のため
新事業は資金がなくなると行き詰まってしまいます。
赤字でもお金を貸してくれる人がいたり、社長が個人の資金を会社にいくらでも入れることができれば事業は続けられますが、そのようなケースはまれです。通常は銀行や信用金庫、日本政策金融公庫などの金融機関から借り入れをして資金を準備します。
金融機関から借り入れをする場合、直近の試算表を提出が必要となります。
そのためには、正確な帳簿の作成が重要となります。普段からきちんと帳簿を作成していればいざ借入れをしようとする時にもあわてる必要はありません。
3. 納税対策または節税対策
決算が終わると税金を納めなければなりませんが、普段から帳簿を付けていないとどのくらい利益が出ていて、どのくらい税金を納めなければならないのかわかりません。
決算が終わっていきなり何百万も税金を納めて下さいと言われても、準備していなければ納税資金もありません。早めにどのくらい利益が出るのかがわかっていれば節税対策も出来たかも知れません。
そのためにも顧問契約をしていただいて毎月の数字を一緒に見ていくことが重要となります。